『やり抜く力 GRIT(グリット)』人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける│アンジェラ・ダックワース【書評】

スポーツや、音楽、勉強、仕事など、あらゆる分野で結果を出している人を見ると、どうしても「あの人は才能があるからだ」とか「あの人は特別だから」などと、その人が元から凄い人であったから成功している、と感じてしまう人も少なくないはずです。

しかし、近年、結果を出す人の共通点は、「IQの高さ」でも、「才能」でもなく別のところにあるということが明らかになってします。

キーワードは「GRIT」=「やり抜く力」。

オバマ元大統領、マイクロソフト会長のビル・ゲイツ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ達も、口を揃えて「必要なのはグリットだ」と言います。

今回は、2016年に発売されたビジネス書・自己啓発書の中でも、トップ3に入る話題の一冊をご紹介いたします。

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける│アンジェラ・ダックワース

紹介する本は、アンジェラ・ダックワース氏の著書である『やり抜く力GRIT(グリット)―人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」 を身につける』です。30ヵ国以上で発売され、今世界でも最も注目されているビジネス書のうちの一冊といっても、過言ではありません。

アンジェラ・ダックワース氏は、ハーバード大学卒業後、世界最強の頭脳集団であるマッキンゼーでコンサルタントとして活躍し、全く異業種の公立中学の教員となり、オックスフォード大学で神経科学の修士号、ペンシルベニア大学大学院で心理学の博士号を取得、「グリット」の研究でノーベル賞に匹敵するマッカーサー賞(通称:天才賞)を、受賞した経歴を持ちます。

ビジネスリーダー、エリート学者、オリンピック選手…

成功者の共通点は「才能」でも「IQ」でもなく

「グリット」(やり抜く力)だった!

「グリット(やり抜く力)」はなぜ重要なのか?

アンジェラ・ダックワース氏は、米陸軍士官学校の士官候補生たち、アメリカ最大の綴り方大会「スペリング・ビー」の勝ち残った生徒たち、教育現場の教師たち、企業の営業担当者たちなど、幅広い分野の人の調査を行いました。

しかし、その結果、どんな分野であろうと、成功を収めた人たちの共通点は、「IQ」でも「才能」でも「学歴」でもなく、「グリット」だったのです。「グリット」は、日本語で、「やり抜く力」と訳されていますが、「グリット」に最も必要な要素は、「情熱」と「粘り強さ」だと言います。

そして、何より「努力」の重要性を指摘しています。何故なら、「才能」に「努力」を掛けたものが、「スキル」になり、その「スキル」に「努力」を掛けることで「達成」になりますつまり、「努力」は二乗されるため、「才能」以上に重要なのです。

数式で表すと下記のようになります。

努力×才能=スキル

スキル×努力=達成

「才能」すなわち「スキル」が上達する速さは間違いなく重要だしかし両方の式を見ればわかるとおり、「努力」は1つではなく2つ入っている。「スキル」は「努力」によって培われる。それと同時に、「スキル」は「努力」によって生産的になるのだ。

アンジェラ・ダックワース

「グリット(やり抜く力)」を伸ばすためには、内側からと外側からのアプローチがあるといいます。

「やり抜く力」を内側から伸ばす

「グリット」を伸ばすための大前提として、興味があり、「情熱」を持てる分野に取り組むということです。

いくら努力を続けたとしても、自分の興味が湧かなく、「情熱」の注ぐことが出来ない分野のことを続けるということは、苦痛以外の何物でもありませんし、そもそも続けることが出来ないはずです。

Amazonを創業したジェフ・ベゾスは次のような言葉を残しています。

なにをするにしても、自分のやっていることに情熱を持っていない限り、長続きはしないことがわかるでしょう

ジェフ・ベゾス

(画像: David Ryder via Getty Images)

仕事にしても、朝起きた瞬間から、今の仕事がしたいと思えるライフワークを見つけるべきです。今の仕事に興味がなく、情熱が湧かないのならば、「グリット」を伸ばすことができません。

「やり抜く力」を外側から伸ばす

「課外活動」を絶対にすべし

アンジェラ・ダックワース氏は、「グリット」を伸ばすために良い環境は、会社の中ではなく、「課外活動」であるといいます。勉強会でも、習い事でも、今の会社とは違った環境に身を置くことが、非常に重要です。

実際に「2年以上」に渡って、「頻繁に」課外活動をした人たちは、年収が高くなる傾向があると言います。

社外の環境に参加することで、新たな仲間を見つけることが出来、共に切瑳琢磨しながら、「グリット」を強化することが出来ます。

まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう

一流のスポーツ選手でさえも、一流のチームに所属し、仲間と共に練習を行います。個人競技の水泳や陸上でも、1人で練習を行って、活躍したという人は聞いたことがありませんし、例外なくチームに属しています。

自分が情熱を注ぐことが出来る分野の環境に飛び込み、共に成長できる仲間を見つけることで、「グリット」を伸ばしていくことが出来ます。

まとめ

本書を読むことで、自分の「才能」や「IQ」、「学歴」などを言い訳にして、自分には結果を出すことが出来ないと思っていた人にも、大きな希望を与えてくれる一冊であり、非常におすすめです。

自分が情熱を注ぐことが出来るものを、見つけるところから全ては始まります。そして、会社以外の課外活動をし、日常とは違った環境で、仲間と共に苦楽を共にすることで、自然とやり抜く力が育まれていくはずです。

もし、自分ひとりで、興味のある分野が見つけられないという方は、課外活動をしていく中で、自分の情熱を注ぐことが出来る分野を探すのもおすすめです。

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