『鬼速PDCA』|冨田和成【書評】

PDCAと聞くと、誰もがPLAN→DO→CHECK→ACTIONというサイクルを回していくものであるということは、わかると思いますが、実際にPDCAサイクルを回して仕事や生活を良くしている人はどれだけいるでしょうか。PDCAは、自分には関係ない、自分の仕事や人生には使えないと感じる人も多いかもしれません。

しかし、時代が変わり、ビジネス環境か激変している今こそ「PDCA力」は、最強のスキルであると言われています。

今回は、誰もが知るPDCAを徹底的に解説し、それを高速を超えた鬼速で回すことにより、10倍のスピードで成長することをサポートする話題のビジネス書をご紹介いたします。

鬼速PDCA|冨田和成

今回紹介するビジネス書は、冨田和成さんの著書であり、発売から鬼速でベストセラーになった大人気の『鬼速PDCA』です。

冨田和成さんは、大学時代にITで起業し、その後野村證券で活躍し、史上最年少で本社の超富裕層向けプライベートバンク部門に異動した実力派ビジネスパーソンです。現在は日本一の月間訪問者数がある金融メディアである「ZUU Online」を運営する、ZUUを創業し、注目されています。

本書は、冨田和成さん自身が野村證券時代から培ってきたPDCAを、実体験を元に書かれており、具体例についても数多く紹介されているため、すぐに自分自身に当てはめて、PDCA力を高めることができます。PDCAなどのフレームワークを解説した本は、教科書のように抽象的に概念を説明しているものがほとんどですが、本書はリアルな事例や冨田和成自身の解釈がわかりやすく書かれているため、全ての社会人が読むべきと感じるオススメの1冊です。

PDCAは最強のビジネススキル

本書の中で、PDCAは、「個別のスキルの習得を加速させるためのベース」であると説いています。

スキルアップは、下記の式のように表すことが出来ます。

スキルアップ=勉強量×勉強効率×経験量×経験効率+ベース能力

PDCAを回すことにより、「勉強量」「勉強効率」「経験量」「経験効率」を高めることが出来るため、結果としてスキルの上達が圧倒的に速くなるのです。

ベーススキルは今すでに持っているものですが、それ以外の要因はPDCAを回すことで向上させることが出来るため、どんな分野においてもPDCA力さえあれば、スキルを磨くことが可能であり、スキルが上がれば当然結果は大きく変わります。

仕事上のスキルアップ、試験勉強、プライベートの目標達成など目指すべきものが一つでもある方は、実践する前にPDCAについて学ばなければ、結果が出るのが大幅に遅れてしまうと言っても過言ではありません。

「PDCAは簡単」、「PDCAは管理者がやるもの」、「失敗するのはCHECKが甘いから」、「PDCAは課題がある時だけ」、「改善したらPDCAは終わり」、「大きな課題にのみPDCAを回せば良い」といったことを感じる人もいるかも知れませんが、この6つのことは全て誤解であると言います。

鬼速PDCAを回すことで成長スピードが格段にアップすることは、間違いないですが、それだけでなく前進することが楽しくなり、モチベーションやメンタルを維持するためにもPDCAを回すべきだと言います。

鬼速PDCAとは

1.計画(PLAN)

計画は最も大事なフェーズであり、PDCA全体の5割に当たると言います。全体の5割の人は、計画の段階でPDCAを失敗するといいます。

計画段階で失敗してしまう人は、大きく分けて二つの場合があり、慎重になりすぎるか、雑になりすぎるかのどちらかだと言います。

PDCAを回す人や組織に必要なのは、慎重さと大胆さの中間あたりなのだ。

冨田和成|鬼速PDCA

ゴールを決める際には、次の3つのポイントに気をつけるべきだと言います。

  1. 期日を決める
  2. 定量化する→期日、定量化したものをKGI(Key Goal Indicator)と呼ぶ
  3. ゴールを適度に具体的なものにする

2.実行(DO)

計画フェーズで失敗する人が5割なら、実行フェーズで失敗する人は3割。

その3割のうち、7割くらいの人は、実は抽象的なままアクションを抱え込んで実行に移せていないケースである。

冨田和成|鬼速PDCA

計画段階の次に失敗する人が多い、実行フェーズですが、その原因は、抽象的なアクションのままにしてしまうからだと言います。

本書では、DOとTODOに分けることで、具体的なタスクにまで分解し、行動を促します。

解決案を分解したものがDOで、DOを分解したものがTODO。分解するたびに数は増えていく。

わざわざアクションをDOとTODOの2階層にしている理由は、1階層だとDOの状態で仕事を抱えっぱなしになることが多いからだ。

冨田和成|鬼速PDCA

3.検証(CHECK)

実際にPDCAサイクルを回そうとしても、検証を全然せずにどんどん間違った方向に向かう人が多いのも事実です。

検証をなるべくこまめに行うことで、実行サイクルの無駄をなくしていくことができると言います。

4.調整(ADJUST)

一般的にPDCAのAは、「改善」「ACTION」とされますが、多くの人が「DO」と「ACTION」の何が違うか混乱し、このフェーズがうまく機能していません。

冨田和成さんは、「ACTION」ではなく、「ADJUST」という言葉を使い、「調整」としています。

調整では、以下の4つのことを行い、鬼速PDCAを回していきます。

  • ゴールレベルの調整
  • 計画レベルの大幅な調整
  • 解決案や行動レベルの調整
  • 調整不要

まとめ

鬼速PDCAの詳細については、是非本書をお読みになり、ご自身で確認いただければと思います。ほとんどの人にとって、PDCAの概念自体をぶち壊される一冊のように感じますし、これほどまでに実践に移しやすく書かれている一冊もなかなかないと思います。

非常にオススメの一冊です。

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