『モチベーション3.0 』持続する「やる気!」をいかに引き出すか|ダニエル・ピンク【書評】

皆さんも、どうしてもやる気が出ない時ってありますよね。

嫌なことがあったり、体調が悪かったり、やりたくないことをやらなければいけなかったり。

なかなか全てのことに、やる気を出してやることは難しいと思います。

しかし、同じことをやるのならば、ダラダラやるよりやる気満々で取り組んでいたほうが、楽しいし、結果も断然違ってくると思います。

何事にもやる気がある方がいいですよね。

そんななかなかコントロールすることが難しいやる気について20代で読んでおきたいオススメの本をご紹介します!

20代のうちに、この人間のやる気について理解していると、その後に取り組むもの全てにいい影響があると思います。

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか|ダニエル・ピンク

紹介する本は、やる気について科学した世界的ベストセラーの本です。

なかなかやる気があがらない、やる気をもっとコントロールしたい、いろんなことに前向きに取り組みたい!

紹介する本は、ダニエル・ピンク氏の『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか(原題:Drive)』です。

訳者は、『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』に引き続き、経営コンサルタントの大前 研一氏です。

ダニエル・ピンク氏の本は、『3年後のビジネスの常識をつくる』といわれるほど、今や世界中で注目されている作家です。

元々、ホワイトハウスでアル・ゴア副大統領の主席スピーチライターをやられていたため、世界の動向や世の中の流れやトレンドにとても精通されているダニエル・ピンク氏だからこそ、世界のこれからを予見できるのでしょう。

そんなダニエル・ピンク氏が人のやる気も時代と共に移り変わっているため、これからの時代どのようにやる気を出しているかということを述べているモチベーション3.0をご紹介いたします。

様々な心理学の例や社会的実験の結果が多く紹介されており、その人間の行動の結果に非常に驚かされます。

自分でビジネスをやる際や、会社員として働くとき、子供の教育などにも即実践できるものが多く書かれており、とても実用性の高い一冊です。

 モチベーションもバージョンアップしている!?

本書の中では、モチベーションをパソコンのOSに例えて定義している。

モチベーション1.0: 生存(サバイバル)を目的とする人類最初のOS

モチベーション2.0: アメとムチ = 信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOS。ルーチンワーク中心の時代には有効だったが、21世紀を迎えて機能不全に陥る

モチベーション3.0: 自分の内面から湧き出る「やる気!(ドライブ)」に基づくOS。活気ある社会や組織をつくるための新しい「やる気!(ドライブ)」の基本形

ダニエル・ピンク|モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

モチベーション1.0は、生きていくためのモチベーション。

敵から逃げる、食料を確保する、子孫を残すといった動物的な本能に基づいたモチベーションです。

しかし、このモチベーション1.0で行動している人は、今の時代はほとんどいないでしょう。

そして、次のモチベーション2.0は、資本主義が生み出した二つのドライビング・フォースである欲望と恐怖、アメとムチなどに基づいた少し前の世の中で、主流だったモチベーションです。

外資系の企業などは、特にこのモチベーション2.0を動かすための給与体型になっていると思います。

多額のボーナスを受け取るか、クビになるか。

21世紀は、このモチベーション2.0で、インセンティブを与えると、人間は動くという考えです。

しかし、筆者のダニエル・ピンク氏によると、モノが溢れ、ほとんどのモノが簡単に手に入ってしまう豊かな現在の世の中では、このモチベーション2.0で人が動く時代はもう終わったとのことです。

モチベーション2.0ではWikipediaの存在は説明不可能?

本書の中で多くの事例が紹介されていますが、その一つにWikipediaの存在があります。

モチベーション2.0の世の中では、Wikipediaの存在を証明することができないのです。

Wikipediaは、皆さんもご存知のオンライン百科事典です。

この百科事典を編集している人たちは、社員ではなく一般のユーザーです。

Wikipediaを編集している人たちは、収入を得ているわけではありません。

モチベーション2.0は、アメとムチで人は動くと考えられていました。

報酬がなければ人は動かないのです。

しかし、Wikipediaを編集する人たちは、世界中に大勢います。

そして、多くの人が、Wikipediaを参考にしています。

この今までのモチベーションでは、説明出来なかったWikipediaもモチベーション3.0ならば説明が可能です。

今まで、経済学の常識では、報酬を上げれば上げるほど、人は行動すると考えられていました。

しかし、その常識は過去の物になってしまったのです。

もう一つの例を見てみます。

子供達を3つのグループに分けて、絵を描かせた実験です。

1つ目のグループは、前もって上手に絵がかけた人に賞をあげると伝えたグループ。

2つ目は、絵を描き終わった後に上手く描けた人に賞を上げると伝えたグループ。

3つ目は、なにも言わなかったグループ。

こんな例を出すくらいなので、意外な結果が出たことが想像出来るでしょう。

そうです、1つ目の前もって賞をあげると伝えたグループの子供が最もモチベーションが下がってしまったのです。

今まで常識と考えられていた、アメとムチ。信賞必罰という考えでは、人間が動かなくなっていることが、様々な研究から明らかになったのです。

ここで、これからの時代のモチベーションは、モチベーション3.0にバージョンアップする必要があることがわかったのです。

モチベーション3.0の3つの構成要素

では、このモチベーション3.0に必要なものは、なんなのでしょうか。

  • 自律性(オートノミー)
  • マスタリー(熟達)
  • 目的(Goals)

ダニエル・ピンク|モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

この3つの要素がモチベーション3.0には必要とのことです。

詳しくは、本書を読んでいただきたと思います。

しかし、この3つを上手く取りいれている企業は多くあります。

その一つがGoogleでしょう。

Googleには、20%ルールというものがあります。

グーグルは社員のビジョンを重視し、社員は社内で過ごす時間の20%を、自分が担当している業務以外の分野に使うことが義務づけられている

Workers are asked to spend 20% of their time on something that interests them, away from their main jobs.

今や、Googleのような世界をリードする企業は、どこもモチベーション3.0を用い、革新的な製品やサービスを世に送り出しているように感じます。

そういう観点でみると、日本企業はいまだにモチベーション2.0に向けた動きしかしていないように感じ、どんどん世界から置いていかれているように感じます。

まとめ

本書を読んでから、自分がやる気の出るものや、頑張れるものというのは、どれもモチベーション3.0のように感じます。

皆さんも早くモチベーション3.0で、自分のやる気や他人のやる気を引き出して言って欲しいと思います。

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