矢沢永吉「いつの時代だって、やる奴はやるのよ、やらない奴はやらない。やる奴の方の部類にあなたも入ったら?」

日本の失われた10年が20年になり、失われた30年になるとも言われている世の中で、給料は右肩下がりが続き、給与所得者の平均年収は300万円台目前、世帯収入の平均も1994年には664万円ありましたが2013年では528万円にまで激減し、たった20年で130万円以上も少なくなってしまいました。

書店に行けばこの終わりの見えない不況で沈んだ消費者の懐を揺さぶるように、「◯◯日で結果が出る、△△の方法」「誰でもできる◻︎◻︎法」など、ノウハウ本や小手先のテクニックを書いた本が所狭しと並び、本を読んだ人ではなく出版社や著者の懐を潤しています。

しかし、不況だからといって誰もが苦しんでいる訳ではありません。成り上がるためにミュージシャンになり、側近に騙され35億円の借金を抱えながらも数年で全額返済し、日本のロックスターとして今もなお走り続けている矢沢永吉さんは、インタビューの中で次のように言っています。

若者に「どう思いますか?」って言われたときに、言いたいことゴマンとあるのよ。今、イージーになってるとか言うけどね、いつの時代だって、やる奴はやるのよ、やらない奴はやらない。昔と今、形が違うだけ、マシーンが違うだけ。凄い奴?出ますよー。また凄いのが。やる奴の方の部類にあなたも入ったら?って僕は言いたいんだよね。

矢沢 永吉

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↑いつの時代だって、やる奴はやるのよ、やらない奴はやらない。やる奴の方の部類にあなたも入ったら?

この矢沢永吉さんの言葉を証明するかのように、NPOのオックスファムが発表した調査では、世界のトップ1%と言われる最富裕層が世界全体の富のうち2009年は44%、2014年は48%、そして2016年にはなんと世界全体の富の50%以上をたった1%の人が持つと発表しました。

株式会社野村総合研究所が2014年11月に発表した調査では、日本の富裕層は101万世帯といわれ、2年間では24.3%増加、純金融資産総額は28.2%増加しており、暗いニュースばかりが世間を賑わしていますが、こんな時代でも一部のやる奴は豊かになり続けているのが実態です。

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↑世の中が不況であろうと、富裕層はどんどん増えていく。その中に入るかは、自分次第。

これからの時代は、やる奴とやらない奴の差がどんどん開いていき、如実にその差が給料に反映していくと言われていますが、世界を代表する経営コンサルタントの大前研一さんやユニクロなどを経営するファーストリテイリングの創業者の柳井正さんも、これからの時代は年収がやる奴とやらない奴で100倍もの差が出ると主張しています。

これからの時代は、その人が生み出す付加価値によって年収が、500万円と5億円の人に分かれる

大前 研一│即戦力の磨き方

将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく

柳井 正

(↑世界で活躍する二人は、日本人の年収に100倍の差が付くことを主張している)

底なし沼のように沈んでいく日本で、将来への不安が増していくにつれて、まずは大企業や公務員などの経済的に安定した職業に就くことが良いような風潮が世間では流れ出しますが、アメリカのジャーナリストのスラリー・プロトニック氏が、1960年~1980年に行った大規模な調査では、安定した職業を追い求めることの不幸な末路が明らかになりました。

プロトニック氏は、ビジネススクールの卒業生1500名を対象に、次のような質問を投げかけました。

今すぐ夢を追いかけるか、それとも、まず先に経済的な安定に役立つ職業を選ぶか

すると、83%は「経済的な安定を確保してから夢を追いかける」と答え、「すぐに夢を追い、お金のことは後で考える」と答えたのは全体のうちたった17%でした。

しかし、調査はそこから20年続き、最初の質問から20年後、安定など考えず夢だった仕事を選んだ卒業生255名のうち、なんと100名もの人が大富豪になっており、経済的な安定した職業を選択した大多数の卒業生1245名のうち、最終的に大富豪になっていたのはわずか1名だったそうです。今すぐに、やる奴の仲間入りをすれば、約40%の確率で、大富豪になることが出来るのですが、大多数の人は目の前の安定や世間体ばかりを気にして、行動に移すことができません。スキルがついたら新しい事に挑戦しようと考えたり、〇〇歳までは社会勉強だと考え今の仕事がいつか役に立つという幻想の中で生きていくよりも、今すぐ具体的な行動を起こしていくことが最善の策に感じます。

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↑今すぐ夢に向かって動いているかで、将来の人生は180度違う結末となる

ニューヨーク連邦準備銀行が1978年から2010年までの間に約2億人にも及ぶ人の収入データを徹底的に調べ上げた結果、収入が高い人はもともと才能や能力があったわけではなく、努力や訓練により新たな能力を身に付けた成長率の高い人が収入も高い事を証明しました。また、25歳から35歳までの年代が最も成長に影響を及ぼすということも同時に証明し、社会に出てすぐの20代から成長を伴う努力を続けた人が圧倒的な富を手に入れることが明らかになりました。

矢沢永吉さんも20代のことに夢に向かった行動を起こすことが重要だと言っており、

20代で苦労した者だけが30代で夢の世界を見ることが出来る。

矢沢 永吉

と言っています。

2014年3月時点で、総資産184億ドルと言われ、日本富豪ランキング1位、世界富豪ランキング42位となったソフトバンクグループ創業者の孫正義さんは、「20代で名乗りを上げ、30代で軍資金を最低でも1000億円貯め、40代でひと勝負し、50代で事業を完成させ、60代で事業を後継者に引き継ぐ。」という人生50年計画を19歳の時に立て、今でもその実現のために行動しているといわれ、なるべく早い時期から行動することの大切さを教えてくれています。

どんな夢であれ、夢を描くのが自分の人生に対するビジョン。自分の夢も明確に持たずに、自分の人生に対するビジョンも持たずに、ただ生きていくために、給料をもらいに行く。「でも現状それしか仕方ない」と言ってる間に人生はあっという間に終わる。あっという間に50代、60代になる。「現実はこうだから」「目先の現実を踏まえて」とか言ってる人ほど、その現実の世界から逃れられないまま人生が終わる場合が多い。

孫 正義

孫正義

↑今の現状に不満を言わず、夢を追い求めるべき (画像: Bloomberg via Getty Images)

瀧本 哲史さんは、2012年にビジネス書大賞を受賞した君に友だちはいらないの中で、江戸幕府が倒れ、明治維新により時代が変化した時以上の変化がこれから数年で起きるといわれている現代において、同じビジョンや夢を持った仲間やチームと出会うことからすべてが始まると言います。いつの時代も時代の変わり目には、若者たちのチームが新たな時代を切り開いていったのです。

新しい事を始めようとしている人、そして若い人たちに必要なのが、「チーム」を作ることなのだ、新しい価値観も、新しいパラダイムも、一人だけの力では世の中に広めていくことは難しい。自分とビジョンを共有し、その実現に向けて行動する仲間を見つけ出し、初めてスタートラインに立つことができる。

瀧本 哲史│君に友だちはいらない

AI元年、3Dプリンター元年、人工知能元年などと呼ばれ、テクノロジーの発展やグローバル化の急激な進展により、これから数年で明治維新以上の変化が起きると予想する人は、非常に多く存在しますが、そのうちの一人の神田 昌典さんはこうした先の言えない時代の突破口は読書会への参加であるといっています。

2015年は大きな変革が起きる年になると思います。歴史を振り返ると、大体70年周期で大きな変化が訪れているからです。
(中略)

歴史を見ても、明治維新の原動力は読書会にありました。吉田松陰の松下村塾や緒方洪庵の適塾は、高杉晋作、伊藤博文、福澤諭吉ら、時代のリーダーを排出しました。ほかにも全国で同じような私塾が開かれていました。そこで行われていたのが、今で言う「読書会」だったのです。

(中略)

読書会は行動を起こすためのきっかけになります。数人でも開けるし、200人で1冊の本を読むこともできます。仲間と一緒に、世の中を変えるような、「行動につながる読書」をしてほしいと思います。

神田 昌典│なぜ今、神田昌典氏は「読書会」を推すのか?「読書会」という”異種格闘技”が有益なワケ

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↑時代の変革期には、読書会の参加者が時代を作ってきた

先の見えない世の中と至る所で言われ続けるご時世ですが、世の中のすべての人がそうであるわけではありません。いつの時代も矢沢永吉さんが言うように、やる奴は存在し、そうした人は20代から努力し、成長し続けた人であることは間違いありませんし、挑戦し始めることに早すぎることはありません。今の時代は仲間づくり、チーム作りが非常に重要な時代であることは確かですし、読書会という場に参加し、仲間を探すことも非常に有用な手段であることは確実な手段の一つになっています。

若いうちから、やる奴の部類に入れるか、そのちょっとした行動力が、人生の分かれ目のように感じます。

最近勝ち組とか負け組とか流行っているけれどスタート切ってるかどうかが僕は大事だと思うけどね。

矢沢永吉

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参考文献│成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集アー・ユー・ハッピー?即戦力の磨き方稼ぐ力: 「仕事がなくなる」時代の新しい働き方この国を出よ君に友だちはいらないカンブリア宮殿<特別版> 村上龍×孫正義志高く 孫正義正伝 新版バカになるほど、本を読め!2022―これから10年、活躍できる人の条件

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