『ゼロ秒思考』頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング|赤羽雄二【書評】

日本では小学校から、考える訓練や効果的に考えを纏める教育が行われていないため、一生懸命考えているつもりでも、全く考えが進んでいないという人が多いと言われています。

自分ではしっかり考えているつもりでも、それは本当に考えているのでしょうか?考えが深い、考えが浅いと言われても、そもそも考えが深いとか浅いとかいうこと自体の意味がよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

そんな考えるということについて、学ぶことがほとんどない日本人が、考えること、思考することについて学べる1冊をご紹介いたします。非常にオススメで、全ての社会人必読の一冊のように感じます。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

今回紹介する本は、赤羽雄二さんの著書である、『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』です。

著者の赤羽雄二さんが、世界最強の頭脳集団であるマッキンゼーで14年間活躍した思考力は、本書の中で述べられている『メモ書き』を実践することで、本のタイトルにもなっている『ゼロ秒思考』を身につけることが出来ると言います。

また、この『メモ書き』を実践すれば、地頭もリーダーシップも鍛えることが出来るそうです。

赤羽雄二さんは、重要な課題だからといって時間をかけたところで、考えが深まる訳ではないと述べ、できる人優れた経営者は皆即断即決が基本であると言います。例え、2倍の時間考えたからと言って、2倍の良い結果が出る訳ではありません。

もやもやした気持ちは、その場で言葉にして行くことを続けることで、スピードアップし、1ヶ月かかっていたプロジェクトも1週間で終えられるようになることも可能だと言います。

思考の「質」と「スピード」、双方の到達点が「ゼロ秒思考」だ。

ゼロ秒とは、すなわち、瞬時に現状を認識し、瞬時に課題を整理し、瞬時に解決策を考え、瞬時にどう動くべきか意思決定出来ることだ。迷っている時間はゼロ、思い悩んでいる時間はゼロとなる。

赤羽雄二|ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

『メモ書き』で、ゼロ秒思考を身につけろ!

ゼロ秒思考を身につける、最短、最良の方法は『メモ書き』を行うことだと言います。

この『メモ書き』は、マッキンゼーが実施しているものではなく、赤羽雄二さん自身がマッキンゼーの先輩から仕事の様々なアドバイスをもらう中で、漏らさず書き留め、自分の物としようとする中で生まれたものです。

『メモ書き』のやり方は、

A4用紙を横書きにし、1件1ページで、1ページに4~6行、各行20~30字、1ページを1分以内、毎日10ページ書く。

従って、毎日10分だけメモを書く。

(メモ上の実際の行数ではなく、ダッシュ「-」で始まる項目を「行」と表現する。)

赤羽雄二|ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

メモ書き例

メモ書きの注意点

メモを書く時は、A4用紙を横置きにして、左上にタイトルを書いて、下線を引く。

その際には、ノートでもパソコンやカード、小さなメモパッドでもなく、A4用紙で行うことが重要であり、1ページにびっしり書くのではなく、4~6行のみ書くと赤羽雄二さんは言います。ただし、新品のA4用紙でなくても、不要な資料の裏紙などでも良いそうです。

右上には年月日を記入します(赤羽雄二は、「2014-1-23」のように省略形で書く)。

タイトルや年月日の記入も含めて1分で記入するのため、タイトルを太くしたり、年月日にわざわざ「月」や「日」などを書く必要はありません。

『メモ書き』のタイトルの例

赤羽雄二さんは、メモを書くテーマやタイトルは、何でもよく、頭の中に浮かんだものを躊躇せず言葉にして書いていくことが大切だと言います。

〈仕事に関するタイトル〉
・どうすれば仕事のスピードを上げられるか?
・仕事がうまくできる時、できない時
・どういう時、仕事が中断してしまうのか?

〈将来に関するタイトル〉
・自分は本島は何がしたいのか?
・今すぐすることと将来に向けた活動をどう切り分けるか?
・どうやって将来のビジョンを整理するか?
・将来をにらんで、今一番しておくべきことは?

〈読書に関するタイトル〉
・どんな本を読みたいか?
・読む本のバランスをどう取るか?
・今後1年以内にどういう本を読むか?
・読んだ後、どうやって役立たせればよいか?
・読書で得た知識・ノウハウを半分でも活用するには?
・読書のスピードを上げるには?
・2日に1冊読むにはどうしたらよいか?
・人に勧めたい本
・効果的な勧め方は?

※本書より一部抜粋

などなど、頭に浮かぶ言葉そのものをタイトルにすればよく、難しく考える必要はないといいます。

また、似たようなタイトルが思うかんだら、何度でも書いてよく、思い浮かんだなら、そのタイトルについてすぐ書くことが重要だと言います。

『メモ書き』をするタイミングは、寝る前に纏めて書こうなどとせず、思い浮かんだその瞬間に書いていくことが重要です。

『メモ書き』に最適なペン

赤羽雄二さんは、本書の中で、1ページの『メモ書き』を1分で書くために、抵抗なく書けるペンとして、『PILOT VCORN 直液式水性ボールペン』をお勧めしています。

決して使ってはいけないのは、シャープペンシルで、書くのが2~3割遅くなると言います。また古いボールペンは筆圧が必要で疲れてしまうため、こちらも避けた方がいいようです。

『メモ書き』で得られるもの

気がつくのが、メモを書くと、頭がスッキリということです。頭に浮かぶことや、揺らいでいることを言葉にするため、モヤモヤがなくなっていくといいます。すると、心配してもしょうがない心配事や、何となく気になる懸念事項などが整理されて、本当に大事なことだけが見えてくるのです。

メモを書くと、頭の整理ができるようになる。頭の整理ができるというのは、いまなにが大切か、大切でないか、今何をすべきか、しなくてもよいのか、常に明確にわかっているということだ。いろいろな問題が同時に起きても、慌てず騒がず、必要な情報を収集し、重要・深刻なものから順次解決していくことができる。

そうすれば、どんどん成果が出る。やればやるだけ前に進む。結果として自信がつき、ポジティブになり、何があっても容易に感情を乱されない。

赤羽雄二|ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

まとめ

実際に『メモ書き』を実践してみると、1分で1つのテーマについて書くことが、時間が足りずとても難しいということに気が付きます。

しかし、赤羽雄二さんが言うように何度も何度も繰り返し書くことで、次第にスピードが上がり、1分で書ける量がどんどんと目に見えて増えていきます。

そして、たった1分を10回やるだけなのに、頭の疲労を感じ、普段の生活の中でたった10分もしっかりと物事を思考していなかったことに気が付きます。

1日たった10分ですが、周りのほとんどの人は1日10分すら思考していないと考えると、この10分の『メモ書き』を毎日繰り返していくことが、人生の中で物凄い大きな差になることを実感することが出来ます。

是非、皆さんも本書をお読みになり、『メモ書き』を毎日10分続けていただけましたら幸いです。

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